パソコンスキルをアップしてパソコン出来る人は仕事出来る人

パソコンスキルをアップしてパソコン出来る人は仕事出来る人

2018年11月2日

求人票「Word・Excelが使える人」とは

「Word・Excelが使える人」と書かれてある求人票をよく見ますが、どの程度のスキルを要求されているのでしょう?

必要スキルは異なる

業種、企業、仕事の内容によっても求められるスキルは異なってきます。

例えば、A社ではWord、Excelで作成したフォーマットがすでに準備されていて、業務報告などのためにWord、Excelを使用したキーボード入力のみですが、求人票には「Word・Excelが使える人」となります。

A社の場合、必要スキルは、以下になるかと思います。

基本操作パソコンの起動・終了
キーボード入力・マウス操作
アプリケーションソフト(Word、Excelなど)の起動・終了
Word印刷
Excel印刷

キーボードとマウスが使える、つまり「こことここに入力」という指示を守ることと、正確にタイピングできれば、ほぼ問題ないとなります。

一方B社では、何もない状態からWordであらゆる文書を、Excelでデータベースを作成できる方を求めて、「Word・Excelが使える人」として募集されています。

B社の場合、必要スキルは作成する内容によって異なりますが、以下のようなスキルが必要になってきます。

基本操作パソコンの起動・終了
キーボード入力・マウス操作
アプリケーションソフト(Word、Excelなど)の起動・終了
Wordビジネス文書作成
・ページ設定
・書式設定
・あいさつ文
・箇条書き等
図・画像・SmartArtなどの挿入
複雑な表の作成・編集
・並べ替え
・タイトル行の繰り返し等
ヘッダー・フッターの設定
段組み設定
長文作成
・見出し設定
・アウトライン設定
・目次の挿入
Excelデータを使用した差込文書
Excelセルの書式・罫線設定
グラフの挿入・編集
ページ設定
オートフィルター
入力規則、テーブル設定
IF関数、VLOOKUP関数他、日数・時間計算、集計処理
ピボットテーブルの挿入・編集

仕事を探している側から見れば、どちらも同じ「Word・Excelが使える人」なのですが、要求されているスキルはA社とB社では全く異なります。

記載なくても、一般常識と同様、B社と同じ程度でWord・Excelは使えて当たり前とされている企業も少なくありません。

また採用時に配属された部署では、A社のスキルで問題なかったが、部署が変わりB社のスキルが必要になる場合もあります。

一般的に必要なパソコンスキルとは?

就職、転職時に必要な基本的なパソコンスキルとはどの程度まででしょう?

以下は、一般的な企業の基本的パソコンスキルとされている目安です。

※業種、企業、業務内容によって必要なパソコンスキルは異なります。

基本操作タイピング(1分間に100文字程度)
ファイル管理
・フォルダ管理(作成・名称変更・削除など)
・圧縮ファイルの作成・解凍
検索エンジンの使用
メール
・ビジネスメール作成
・CC・BCCの使い分け
・ファイル添付
Word書式設定(フォント・文字サイズ変更など)
表や画像の挿入
印刷設定(余白・ページ設定など)
Excel四則演算
セルの書式設定(セルの結合など)
簡単な関数(SUM・AVERAGEなど)
PowerPoint画像挿入
図の調整(サイズ・色の変更など)

企業側からすれば、「ある程度のパソコンスキルを持っていれば、他のパソコンスキルを教えるのも難しくない」、「パソコンスキルの基礎研修の必要がない」と考えられていると思います。

つまり、一般的な基礎を理解しているのであれば、入社後に他の必要なスキルを教えていけば良いとのスタンスで、採用されるケースがほとんどでしょう。

仕事で必要なパソコンのスキルは?

例えば、顧客名簿と商品リストを作成することになった場合は、一般的に必要なパソコンスキルがあれば作成できます。

今度は納品書、請求書などと連携できる、顧客名簿と商品リストを作成することになった場合はどうでしょう。

この場合は、前述したB社の求めるスキルなどが必要になります。

納品書、請求書などと連携できる顧客名簿、商品リストを作成できると、その後の納品書、請求書の作成業務は、確実に短縮できることになります。

時間短縮は、同僚からすれば余計な仕事が減る、企業側からすると、コスト削減になります。

パソコンスキルを上げることは効率よく仕事が片付くことで、つまりパソコン出来る人 = 仕事出来る人と言えるでしょう。

スキルアップで給料アップを目指して、パソコンをラクして早く仕事を片付るための相棒にしましょう。