スピーカーから音が出ない時の対処方法

スピーカーから音が出ない時の対処方法

2019年6月1日

スピーカーから音が出ない時の対処方法

職場で使用しているパソコンから音が出なくても、特に問題とならない場合が多いのですが、気分転換に音楽を聞きたいなどに、いざ音が出ないと困る事もあります。

プライベートで使用しているパソコンでは、音楽、DVDや動画を楽しみたい方も多いでしょう。

以前は音が出ていたのに、音が出なくなる事もあります。

スピーカーなどが、ハード的に壊れている事もありますが、ソフト側の問題もあります。

今回は、スピーカーから音が出ない時の対処方法について紹介します。

 

スピーカーから音が出ない時の原因

スピーカーから音が出ない時の原因は、ハードウェア側(スピーカー側)に問題がある場合と、ソフトウェア側に問題がある場合があります。

 

ハードウェア側(スピーカー側)の問題

スピーカーから音が出ない時の、ハードウェア側(スピーカ側)の問題として主に以下が考えられます。

  • スピーカーのケーブルが外れている
  • スピーカーの電源が入っていない、音量が0になっている
  • スピーカー本体の故障

スピーカー本体の故障の場合は、サポート、販売店や修理業者へ依頼するか、スピーカーの買替等を検討します。

 

ソフトウェア側の問題

スピーカーから音が出ない時の、ソフトウェア側の問題として主に以下が考えられます。

  • パソコンのスピーカーの設定がミュート(消音)になっている
  • パソコン側の設定が変更された
  • ドライバソフトの不具合

 

ハードウェア側(スピーカー側)に問題がある場合の対処方法

パソコンとスピーカーの接続を確認

パソコン内蔵のスピーカーとは別の、外部スピーカーを使用している場合は、まずパソコンとスピーカーの接続を確認します。

USBポートから電源を取るタイプのスピーカーの場合は、USBを接続しなおします。

ACアダプタ付のスピーカーの場合は、スピーカー本体と接続されているACアダプタを接続しなおします。

※スイッチ付きの延長コードを使用している場合は、スイッチがONになっているかも確認しましょう。

パソコンと外部スピーカーの接続には、いくつかの接続形態があります。

一般的なのは、ミニタイプのステレオプラグで、パソコン本体とスピーカーを接続する方法です。

基本的にスピーカーのプラグを挿入するジャックには、緑色が付けられています。

※一般的にジャックは、出力が緑色、入力は水色です。

パソコンによっては、いくつかの同じようなジャックがあるものがありますが、緑色の場所に接続します。

ノートパソコンの場合は、ヘッドフォンかスピーカーのマークの差込み口に接続します。

 

接続先が間違っていない場合でも、差し込みが甘いなどの接触不良となっている場合も考えられますので、一旦抜いて接続し直してみます。

特に、沢山のスピーカーを接続してサラウンド効果が楽しめるAV対応パソコンの場合は、注意が必要です。

AV対応パソコンの場合は、サイド、リア用とスピーカーを繋ぐジャックも装備されています。

このジャックに通常のスピーカーのコードを接続すると、再生する音源によって音が出ないことがあります。

 

スピーカの電源・音量の確認

接続に問題がないようであれば、スピーカー本体の電源が入っているか確認します。

LED付のスピーカーであれば、LEDが点灯しているかどうかで判断できます。

音量調整用のボリュウム付のスピ-カーの場合は、音量が0になっていないか確認します。

また、電源のスイッチと音量調整用のボリュームが一体になった外部スピーカーもあります。

ヘッドホン用のジャックに、プラグが挿入されたままだと外部スピーカーから音は出ない場合があります。

 

ソフトウェア側に問題がある場合の対処方法

ミュート(消音)になっていないか音量設定を確認

ハードウェア側に問題がない場合、まずはパソコン側のスピーカの音量設定がミュートになっていないか確認します。

WindowsのOSによって、スピーカーのアイコンの位置は異なりますが、Windows 10の場合は、画面右下のインジケーターにある「スピーカー」のアイコンに、「×」マークが表示されている場合は、ミュート(消音)になっています。

スピーカーのアイコンをクリックして、設定を変更します。

① 画面右下のインジケーターにある「スピーカー」のアイコンをクリックします。

② 音量画面が表示されますので、マウスで「音量バー」を動かし、適切な音量にします。

③ ミュートの「×」マークは消え、音量が調整されます。

パソコン側の設定を確認

新しく音楽関連のアプリをインストールしたり、デジタル・オーディオ関係の機器を導入したりすることが要因で、音の再生に関するパソコン側の設定が、何らかの要因で変更されている場合もあります。

Windowsでは、パソコンの音声出力関係は、「サウンド」の画面から再生するデバイスの状態を、確認できます。

① 画面右下のインジケーターにある「スピーカー」のアイコンを右クリックするとメニューが表示されます。

「サウンド」をクリックします。

③ サウンドの画面が開きますので、「再生」のタブをクリックします。

④ 機能している再生デバイスの一覧が表示されますが、音が出る状態になっている再生デバイスは、緑色のチェックマークが入っています。

※下図は、ヘッドホンのジャックに、外部スピーカーが接続されている場合などの例です。

 

デバイスドライバーの再インストール

まれに、デバイスドライバーそのものの異常が、原因の場合もあります。

デバイスドライバーを再インストールすることで、機能が正常化することもあります。

デバイスドライバーは、ソフトウェアとハードウェアとを連携させるプログラムです。

デバイスドライバーを再インストールためには、現在のドライバーを一旦削除する必要があります。

ドライバーを削除すると再起動が必要になりますので、作業途中のアプリケーションなどは、左記に終了させておきます。

「スタート(Windowsロゴ)」をクリックします。

② 「Windowsシステムツール」の「コントロールパネル」をクリックします。

③ 「コントロールパネル」画面になりますので、「システムとセキュリティ」をクリックします。

 

④ 「コントロールパネルホーム」画面になりますので、「システム」をクリックします。

 

「デバイスマネージャー」をクリックします。

 

 

⑥ 「サウンド、ビデオ、およびゲームコントーロー」の「⋁」をクリックします。

⑦ 使用しているサウンド用のドライバー(下図の場合は「Conexant SmartAudio HD」)をクリックします。

「×(ドライバのアンインストール)」をクリックします。

 

「アンインストール」をクリックします。

⑩ 「再起動しますか?」が表示されますので、「はい」をクリックしパソコンを再起動します。

⑪ サウンド関係のハードウェアをパソコンに接続された状態で起動すると、必要なデバイスドライバーが検索され、 削除したサウンドのデバイスドライバーも自動的にインストールされます。

 

 

まとめ

スピーカーから音が出ない場合の原因は、ハードウェアの不具合、ソフトウェアの不具合がありますが、場合によっては、両方に問題がある事もあります。

またノートパソコンの場合、機種によってスピーカーへの配線が切れたために発生する事もあります。

特にディスプレイ部にスピーカーが配置されているノートパソコンの場合は、ディスプレイの開閉によってスピーカーの配線に負荷が掛かるため、発生します。

ヘッドホンでは正常な場合は、スピーカーの配線が断線している可能性が疑われます。